「お疲れ様です」も「ご苦労様です」も上司には使えない言葉?

最近よく耳にするあいさつ言葉に「お疲れ様です」「ご苦労様です」という言葉があります。社内で誰かとすれ違う度に「おつかれさまです」などと言うのです。しかし本来、「お疲れ様です」と「ご苦労様です」は上司に対して使えない言葉でした。従来、目上の者を下のものが評価したり、ねぎらったりしてはいけないという考え方が強かったからです。

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帰り際であれば「お先に失礼します」と挨拶ができますね。仕事中、ちょっと話しかけたいときも、「●●課長、失礼します」や「少しお時間をいただけますか」「少しよろしいでしょうか」などと声をかけてから話し始めると違和感がありません。しかし、社内でただすれ違う時に挨拶しなくてもよいの?と思いますよね。昔は無言でした……と言ったら、現代の人は驚くのではないでしょうか。昔は廊下で上司とすれ違うときは、道をあけて端により、静かに頭を下げて相手が通り過ぎるのを待っていたのです。あるいは「失礼します」を使っていた方も多いでしょう。上司の横を通り過ぎることに対して「失礼します」と言っていました。

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しかし、それでは余計に変な気がする、失礼な気がする、何かもっと別の声をかけなければいけないのでは?という考え方が広がり、「お疲れ様です」を使っても良いという流れになってきたのです。一部の企業内では「ご苦労様です」も使えるようですが、こちらはまだ一般的ではありません。周囲の先輩たちが使っているならば良いですが、一般的には厳禁なので気をつけてください。

もしもあなたの上司が40歳以上であれば、「お疲れ様ですは、上司に対して失礼だ」という考え方を、未だに持っている人も多いと思います。「失礼であることは分かっているのですが、他に言葉を知らないので……」と断った上で、頭を下げつつ元気良く「お疲れ様です」と言えば印象が良いですが、なかなかそうは言えませんよね。前フリをゆっくり聞いてくれる上司も少ないだろうと思います。

しかし本来、挨拶とはコミュニケーションです。挨拶の「挨」には心を開くという意味があり、「拶」には相手に近づくという意味があります。まずは笑顔を。そしてハッキリとした口調で、心を込めて挨拶をすれば、きっと相手に受け入れてもらえます。失礼なことは知っている、けれど何か声をかけてコニュニケーションを取りたいから「お疲れ様です」という言葉を上司に使っている……ということを、どうか覚えておいてください。



円滑な人間関係を築き、維持するためには、挨拶が必須

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出社したらまずは「おはようございます」。外出するときには「行ってまいります」。会社へ戻ったら「只今戻りました」と言い、何か頼みごとをするときには「お手数ですが、よろしくお願いします」。逆に用を頼まれたら「かしこまりました」。退社するときは「お先に失礼します」。あとは、上記した「お疲れ様です」を合わせ、ビジネスで使用する基本挨拶は7つです。

誰かに爽やかに、あるいは笑顔で挨拶をされると、その人に好感を持ちますよね。その後に何かあっても話しかけやすくなりますし、コミュニケーションを取ってみようという気持ちにもなります。相手にそう思わせることが、人間関係を築くカギであり、コミュニケーションの第一歩。だからこそあなたも、笑顔で挨拶をしてください。

しかし、だからと言って、どんな状況下でも挨拶をするかと言えば、そうではありません。電話中の人や、何かに集中している人、ミーティング中の人たちへの挨拶はあくまでも小声で。もしくは軽く会釈をする程度にしましょう。社内で知らない人に会った時も、勿論挨拶をします。「こんにちわ」や「いらっしゃいませ」が適当でしょう。



お辞儀の種類は三種類。用途によって使い分けましょう

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誰かにお辞儀をする時、男性はきをつけの姿勢を取り、女性は両手を前で組むのが基本です。椅子に座りながら頭を下げたり、歩きながら下げたりするのはとても失礼にあたります。同僚や仲間ならば問題ありませんが、上司に対しては許されません。必ず立ち止まって。必ず立ち上がって。お辞儀をするようにしてください。

誰かとすれ違うときや同僚の場合には、笑顔とともに軽い会釈程度のお辞儀で問題ありません。上司やお客様の場合には30度(時計で言うと、55分を示すつもりで)頭をさげる「敬礼」というお辞儀をします。謝罪をする場合や、感謝を表現する場合、そして役員の方々や経営者(社長)などと出会ったら、45度(時計ならば50分をさすつもりで)頭を下げる「最敬礼」を行ないましょう。黙って頭を下げるだけでも、挨拶として認識されますが、これはきちんと立ち止まって姿勢を正した状態で行うお辞儀だからこそです。

また、ペコペコと何度もお辞儀するのもやめましょう。しっかりと一度だけ頭を下げる姿勢こそ、品があって美しく見えます。ペコペコしてしまうと、せっかくのお辞儀が安っぽく見えてしまうので、絶対に行なわないでください。

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社会人一年生も、すでにたくさんの実戦経験を積んでいる方も、もう一度基礎からビジネスマナーを見直してみましょう。すっかり初心を忘れていることが多いかもしれませんね。派遣社員契約社員